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どうよ景気?呼び寄せたい運気
恵方巻き の代わりにロールケーキ?
苺味 だけどしょーがねーし
ゲン担ぎ ミスっても俺なら平気?
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先日、パーティー嫌いな私に珍しく参加した大人数(10人弱くらい)の宴会で、何かの拍子に『恵方巻きが右巻きか左巻きか、というジョークありますよね』って話したら…その場に居た不惑も越えた筈の人生の先輩方が
「右巻きだ」
「いや絶対左!」
「いやいや、だってこうやって巻いてくでしょ、で出来上がったら…」
とマジな議論を始めてしまい「おしぼり巻いて試してみよう」とか実験し出した挙句「ホラやっぱり左だ」などともう目も耳も脳味噌のシワ一つも当てられない台詞を放ち、最後はいつ誰が「うちの地域では右だ」とか言い出してもおかしくない地獄絵図が繰り広げられてました。
やっぱり宴会はヤバイ。
因みに同様の話で、私は『長崎は坂が多いらしいけど上り坂と下り坂どっちが多いんですか?』と長崎出身者に訊いてバカにしてんのかって怒られた事があるんですが、別の長崎出身者にその話をしたら『上り坂の方が多い。と答える事になってます。急過ぎて下るには危なく、階段が附設されてる坂も多いので』という衝撃の情報が寄せられました。ジョークも言ってみるもんですね。
うがみやびらん。
4/24のCONN祭り(Tribute to C. G. CONN)のお客様の中にTickle Toeを知ってる方が複数いらしたのは流石でした。そういう方にお楽しみ頂けて光栄です。
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ことサックスに関しては、1940年代にチャーリー•パーカーが発明したバップの奏法が割と多くの(アメリカ音楽をベースにした)分野で多少なりとも基礎になってるのに対して、それより前に確立されていたスウィングジャズ固有のテクニックというのはあんまり後世に継承されてない。というのが実感です。スウィングの語法でソロを吹けてもあんまりその後の時代の音楽で使えない…という感想を持つサックス奏者も多いかも知れませんが、それはつまりチャーリーパーカーの前後には大きな技法の断絶があるという事でしょう。
でもスウィング時代の名手の演奏はそれはそれでとても高度だったりします。例えば、CONN New Wonderという機種の愛称にもなっているチュー•ベリーの演奏にはこんなのがあります。
https://youtube.com/watch?v=QJyy-Wo_0xs
1:30辺りからがサックスソロです。完全に達人です。29歳だってよ…。
尚このLimehouse Bluesという曲は、イギリスにある「ライムハウス」という石灰岩(Limestone)の積み降し場所になっていた港町のチャイナタウン界隈で育つ男の子が、同地域の他の連中に倣ってワルになってしまう事を憂う歌です。 恋歌以外にも、世相を反映した色んな歌を取り上げてるのはスウィングジャズの隠れた魅力かも知れませんね。
まあともかく、ベン•ウェブスターやコールマン•ホーキンスに憧れてテナーサックスを志した身としてはスウィングジャズを演奏する機会は今後も設けたいと思います。お楽しみに。
(因みに先述の、ジャズサックス史にたった一人で大断層を刻んだチャーリーパーカーの20代前半の録音では、スウィングとバップの中間みたいな珍しいソロを聴けます。
https://youtube.com/watch?v=xNtVM3utlOQ
1:00くらいから彼のソロ。ゲンナリするくらい上手です。アメリカンサックスで揃えてないと絶対出ない音色のセクションハーモニーもヤバい。)
…と言っておいて、5月8日、今度の日曜日はCasa De La Claveの4回目、下北沢で思いっきりラテン音楽を演奏します。キューバで19世紀~20世紀前半にかけて発展した「ソン」という音楽を特集します。ソンの曲には、本来の編成には無いピアノや、当時のキューバにはほぼ無かったであろうアルトサックスが似合う曲が実はたくさんあります。お楽しみに。
Wikipediaに拠ればソンは1922年のラジオ普及でその人気を増したそうですが、キューバと同じく「南の島」である与論の同時代の町史を見てみると…
「1927 年(昭和2 年)
・鉛筆・ノートが使われ始める」
(出所:
http://www.yoron.jp/imgkiji/pub/detail.aspx?c_id=45&id=32&pg=1 )
やべえ。まさかの筆記具。アメリカとの国交正常化で無駄に近代化しないで欲しいなーとか昨今言われてるキューバですらラジオが聴けた時期に、筆記具革命起きてた。のどか過ぎる。
でも夜寝ながら波の音を聴いて翌日の天候を予測する人が居たくらいの島だからな…ラジオ無くして天気予報…
筆記具といえば、私の曾祖父パルモリは文字は書けなかったんですが(あと日本語もほぼ話せなかった)、独自の文字を開発して誰に幾らお金を貸したか記録してたそうです。彼の死後それを解読出来る人は居なかったので随分多くの人の借金がチャラになった筈、らしい。
みんなきてね。
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【5/7(土)Jazz Klaxon】
@阿佐ヶ谷Gamuso
"KICK ASS XV"
Live Act: BTS, JAZZ KLAXON, Osawa Birdwatcherz, Salmon Sperm Sparx
Art: THE SPILT INK
19:00 開演, チャージ\1,000
Jazz Klaxonは20:20-21:00
【5/8(日) Casa de la Clave vol.4 "Son"】
@下北沢rpm
open18:30/start19:30/¥2500
櫛田満tim / 井汐人as / 杉本亮pf
Feat.小泉哲夫b / 大儀見元con
【5/13(金)Jazz Klaxon】
@渋谷Under Deer Lounge
出演:Sync,犬塚悠太Band, JAZZ KLAXON, MACARONICa
19:00 開場 / 20:00 開演
チャージ:予約\2,000 / 当日\2,500
【5/14(土)関弘太Afro Cuban Jazz Project】
@下北沢BODEGUITA
関弘太per/関根恒太朗as/井汐人ts/杉本亮pf/田中洋平b
Guest: 伊達弦per
【5/15(日)Jazz Klaxon】
http://jazzklaxon.blogspot.jp/
@中野Bright Brown
open19:00/start19:30
¥1,500
【5/22(日)Yalaqwe】
@下北沢Circus
エキゾチシズムの再構築をテーマに掲げる、ピアノもドラムスもいないジャズバンドYalaqweと、多国籍メンバーで構成される東京発のクレズマーバンドDead Sea Dropoutsが、下北沢CIRCUSに集う!
19:00 開場 / 19:45 開演
ミュージックチャージ 2,000円 (+2品オーダーをお願いします)
◉Yalaqwe:
池宮ユンタ(per) 高井汐人(ts) 関根恒太朗(as) ヤマトヤスオ(wb)
https://soundcloud.com/ayonene◉Dead Sea Dropouts:
Andrew(vln) Satsuki(cl) Erin(tp) Miho(acc) Yasuhiro(cello) Matt(ds/gt)
http://youtu.be/nSHGrgvzQsU